AYUTANINATUYA

脱サラ大学院生(20代)。愛知県在住。日記と、趣味のゲーム・書籍・漫画などのサブカルを発信してます。ニコニコ生放送にてよく投稿記事を生執筆している。

ザ・ホスト 美しき侵略者・感想

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『ザ・ホスト 美しき侵略者』(2013)を見まして、感想を綴ろうかと思います。

 

まず当映画のあらすじについて。

近未来、地球に知的生命体ソウルが襲来。彼らは人間に寄生して宿主の意識を奪い、

一方逃げ延びた人類は反撃のタイミングを計りつつ潜伏していた。

その中の一人であるメラニー(シアーシャ・ローナン)もソウルの餌食になってしまうが、

消えるはずの意識が消えず一つの体に人類とソウルの二つの魂が宿ってしまう。

(シネマトゥディより引用)

「近未来」とか「知的生命体」とかの単語からSFで、“侵略もの”というよりは、

人類は絶滅寸前のところから話がスタートする“終末もの”の映画かなと

思い込んで最初は見ていたのですが、ラブストーリーなところがだいぶ強かったです。

なぜなら主人公のメラニーに知的生命体が入り込んで二重人格のような状態になり、

それぞれが誰かを好きになったり好きになられたりするというのが大きな柱だからです。

 

この、1つの体に2つの魂があるという状況で、感情が身体に引っ張られたり、

その逆があったりするという心身問題をうまく描いているなと思いました。

それと、見た目は人間だけど中身は宇宙生命体で、そういう存在に恋をするということが、

どこか気持ち悪いようで、でもはっきりと否定できないような複雑さがありました。

 

ちょっと残念だったところを挙げると、まず侵略側の宇宙生命体ソウルについて、

彼らは身体能力が高いわけでも科学技術が優れているわけでもなく、

コミュニケーション能力が際立って良いです。

なのでたぶんソウルが侵略してきて、人間側では様々な思惑が込み入って対抗策が

定まらず、なので征服されかけてしまっている気がするのですが、

メラニーに宿るワンダラーとか、ワンダラーを追いかけるシーカーとかの個性が強くで、

他の宇宙生命体と意思疎通できていないところが設定矛盾かなと感じました。

 

それと映像面では荒れ地や洞窟のシーンが多く、あまり突出したところはありません。

加えてエイリアン達は人間が使っていた建物や道具を使って生活しているのですが、

車は流線形のロータスに乗っていて、薬も銀のパッケージに入っています。

流線形とか白銀色とかはあくまで“人間がイメージする近未来”であって、

エイリアンの視点ではない気がします。ちょっと安直なところが惜しいです。

 

宇宙生命体に侵略されているのに交戦シーンはほとんどなくて、

徹底的にヒューマンラブストーリーが展開されてゆくところに厚みがありまして、

SFの深さを思い起こさせる作品でした。

 


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