AYUTANINATUYA

脱サラ・アラサー大学院生。日記と、趣味のゲーム・書籍・漫画などのサブカルを発信してます。

ニコニコ生放送

 ニコニコ生放送にて生放送を開始しました。
 コミュニティ「ナツヤチャンネル」はこちらです。 http://com.nicovideo.jp/community/co3576547

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  今のところはデジタルTCG【Shadowverse】のゲーム実況ばかりですが、これからの一応の方針としては、ブログの更新をしながらの雑談や、ラジオ放送みたいなものもできれば良いなと考えています。

  それと同時に、niconico内でブロマガも開設しました。こちらは基本的にニコニコ生放送に関連した事柄だけ投稿します。なのでこのブログとの共営は十分に可能だと考えています。もしかしたらブロマガ用の記事をはてなブログ用に少し修正して投稿するかもしれません。

Ghost of a smile

 大学でやるべきことはすべて終えて、もう卒業します。その期間のことを思い返すと、つらいことの多かった印象がありますが、1番つらいことがまだ残っていまして、それが、お別れをすることですね。
 一緒に居た友人や、支えてくれた先生・先輩方、親しんでくれた後輩に挨拶をするのは、それは悲しいことなのですが、これからはそれぞれが別々の道を歩んでいくでしょうし、各々の場所で活躍するはずですで、その区切りとしての別れは必要だと思います。
 ちょっと嫌らしい表現をすると、今までの人間関係を保ち続けるよりも、自身の望む生き方を選ぶ方が良さそうだから別れるわけですね。
でも、そういった心情をダイレクトに言い表すのは以外にも難しいものですし、伝えたところで周りの人のおおよそは不快に感じるだけなので、誰もが別れを悲しむのかもしれません。

 

 もっともらしい整理によって自分と、誰かとのつき合いは後腐れなく切れそうなのですが、本当に悲しいのは、自分自身と別れることです。

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お知らせ:退職しました/2017年4月

 鮎谷ナツヤです。
 久々の更新となってしまい、さらには突然のことになりますが、2017年3月末をもって会社を辞めました。
 これから時間をかけて少しずつ話をしてゆくつもりですが、簡単に説明しますと、大学に戻るために辞めました。
 大学での生活がシンプルに楽しみですし、ブログの更新も、その他に充てる活動時間も増えそうなので、不安よりかは期待の方が大きな心境です。
 
 以上、2017年4月のお知らせでした。

小説『二重生活』感想

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 小池真理子による小説『二重生活』を読みまして、感想を綴ります。
 

二重生活・あらすじ

 大学院生の珠は、大学時代のゼミで知ったアーティスト、ソフィ・カルによる「何の目的もない、知らない人の尾行」の実行を思い立ち、近所に暮らす男性、石坂の後をつける。そこで石坂の不倫現場を目撃し、他人の秘密に魅了された珠は、対象者の観察を繰り返す。しかし尾行は徐々に、珠自身の実存と恋人との関係をも脅かしてゆき―。渦巻く男女の感情を、スリリングな展開で濃密に描き出す蠱惑のサスペンス。
(「BOOK」データベースより引用)
 普段はライトノベルやミステリーを読んでいて、こういう、恋愛もの・不倫ものは苦手なのですが、『二重生活』の予告編を見て、”学問”や”哲学”というワードが、比較的堅物な自分にも合いそうな気がしました。それに映画の出演キャストで登場人物のイメージもできあがったので、読み進めやすいと思って手に取りました。
 まだ、映画版は見ることができていませんが、後にチェックする予定です。

Evernote

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 以前まではMicrosoft Wordでブログの話を書いていたのですが、最近「Evernote」にツールを変えました。
 

 Evernoteというのは、パソコンやスマートフォン向けのデータ管理アプリです。例えばメモを保存すると、それが他のデバイスに同期されて開くことができます。必要に応じてタグ付けやソート機能もあり、ネットワーク上にデータを保存するので、記録の消失を心配する必要もありません。
 使い始めてそれほど日が経っていないので、自分も(他のブログを読んで)操作を勉強中の身ではありますが、かなり直感的にメモを整理することができ、なにより起動の早いところが気に入っています。

映画『セブンデイズリポート』感想

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 映画『セブンデイズリポート』(2014年)を見まして、その感想を綴ります。
 
セブンデイズリポート・あらすじ
 チェック:「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーの白濱亜嵐が映画初主演を飾り、一人二役をこなしたSF青春ドラマ。あるきっかけで出会ってしまったクローン人間と彼のオリジナルが、必死に厳しい現実に立ち向かう姿を描き出す。主人公の憧れのマドンナを『はじまりのみち』などの山下リオが演じ、教師役を監督としても活躍する板尾創路が務める。自らの手で運命を切り開こうとする少年の若さゆえの無謀さや純粋さが胸を打つ。
 ストーリー:リョウタ(白濱亜嵐)は7日後に行われる高校の卒業式を前に、高嶺の花のミズキ(山下リオ)に告白しようとラブレターに悪戦苦闘していた。そんなある日の放課後、彼は偶然教師の田口(波岡一喜)のIDパスを拾う。そして思いがけず校舎内にある隠しドアの中にある研究施設を発見し、生徒全員が研究対象のクローンであると知る。
シネマトゥデイより引用)
「クローンもの」に「学園もの」をミックスした、ミクロなSFドラマです。正直いって、良いところよりも悪いところの方が多い本作です。

母に読書

 最近、母親に読書を勧めるようになりました。
 
 理由は、母が読む本を欲しているからなのですが、もう一方で、毎晩をスマートフォンのゲームアプリに熱中するのを食い止めたかった、という考えもあります。年を重ねることで新しい物事にチャレンジしなくなったり、即時的な快楽を求めがちになったりすることは理解していますが、あまりにも生活が硬直しすぎているといいますか、これから何十年もゲームに費やすのを見ていられない気分になったからです。
 

 ということで、母に合う本を勧めることになったわけですが、選ぶのが難しいです。

 単純に、世代や性別の違いで好みに違いがありすぎる、というのが大きな障壁です。僕の本棚には、伊坂幸太郎西尾維新森博嗣といった作家の小説が多いわけですが、これらは往々にして若い男性が好んで読む本であり、F3層にはあまり向いていません。

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

 

 試しに僕の本棚を母親に眺めさせて、自由に本を手に取らせてみたのですが、結果、村上春樹の『1Q84』を選んでしまいました。母がどのような読書遍歴を辿って来たのかはわかりませんけど、おそらくそれほど熟練していない(そして村上春樹著作を一冊も読んだことのない)人がいきなり『1Q84』に挑戦したら、高確率で挫折します(実際に母も途中で投げ出しました)。

お知らせ:2017年あけましておめでとうございます/2017年1月

 鮎谷ナツヤです。ご挨拶が遅れましたが、2017年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 新年だからといって、日の出を見に行ったり、神社にお参りに行ったり、福袋を買いに行ったりすることもなく、ひたすら家に篭ってゲームをしていました。さすがに意識が低すぎたかなと、今更ながらに反省しています。
 
 新年にはその年々の目標を立てろと、じつは社長からも言われたのですが、しかし昔から、自分は目標を立てるのが苦手です。

ドキュメンタリー『eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い』感想

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 ドキュメンタリー番組『eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い』(2015)を見終えまして、感想を綴ります。
 
『eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い』あらすじ
 爆発的な人気を集め世界的な現象となっているeスポーツ。その頂点ともいえるエクストリームマスターズ大会に挑む代表チームを追うドキュメンタリー。
Netflix紹介文より引用)

 

eスポーツとは何か?

 他人がゲームするシーンを見続ける。そんなことをスポーツとして捉え、会場をセッティングして、興行として盛り上げる。これが「eスポーツ」なわけですが、その世界をフィルムに収めています。eスポーツの意味が分からなくても、紹介しているゲーム(League of Legendsなど)を知らなくても、番組内でしっかり説明すると同時に、それが持っている魅力と熱量を伝えてくれます。

 そしてポイントとして考えたいのが、そのドキュメンタリーの中心人物が、ゲーム大会を運営するプロデューサーという点です。確かにプロゲーマーと呼ばれる、大会の賞金やスポンサーとの契約で収入を得て生活している人も登場しますが、あくまでも制作側の視点からeスポーツの世界が描かれます。そこには資金繰りの難しさがあり、ネットワーク切断のアクシデントがあり、後々のキャリアへの不安があり、そして莫大な賞金という夢があります。

2016年11-12月の読書リスト

 リアル書店にあまり足を運ばなくなったので、だんだんと積読が少なくなってきました。良いことなのか、悪いことなのか、状況を決めるのは早計な気がします。 

 

01. プラチナエンド・第4巻(大場つぐみ 小畑健

プラチナエンド 4 (ジャンプコミックス)
 
DEATH NOTE』・『バクマン。』コンビによる新作漫画であり、13人の神候補によるサイバイバル・サスペンスの第4巻。本巻ではサバイバル面での目立った展開はなく、争うことによる内心的な描写を中心にして進みます。一見するとつまらないのですが、より登場人物の魅力が深まり、今後の内容が期待できるともいえます。

Reference・2016

書いた話、書いている話、書くだろう話は、少なからず以下のものに影響を受けました。
ニュース、ドラマ、アニメ、ラジオ、音楽、漫画、雑誌、新聞、書籍、および人。
それら全てをカウントすると面倒なので、書籍、映画に絞ります。
2016年に読んだ書籍、観た映画です。

面倒な理論をすっ飛ばせる/アニメ『僕だけがいない街』感想

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 2016年1月から放送されていたアニメ『僕だけがいない街』全12話を観終えたので、遅れながら感想を綴ろうかと思います。

 

 まず当アニメのあらすじについて。

 漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。

――リバイバル(再上映)

 何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻る現象。それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。

 しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。

 自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?

 そして、悟の未来は――?

(『僕だけがいない街』・あらすじより引用)

 本作品は三部けいによる漫画を元にした、タイムスリップミステリーです。リバイバル(再上映)という時間逆行ができる主人公・藤沼悟は、ふとしたことから18年前の誘拐事件を思い出します。そして帰宅すると母親が殺されており、逃げ出して気づいたら、昭和63年の北海道に戻ってしまいました。そこで誘拐事件の解決が18年後の殺人防止につながると考え、解決に奔走する、というストーリーです。

 

 ネタバレは極力避ける方向で話を進めます。

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フィリップ・K・ディックのおすすめ短編

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 大森望の編纂によるフィリップ・K・ディック短篇傑作選(全6弾)を読み終えたので、その紹介とおすすめ短篇を綴ります。

 

Philip Kindred Dick

 SF小説家。「高い城の男」ヒューゴー賞(1962)、「流れよ我が涙、と警官は言った」ジョン・W・キャンベル記念賞(1975)、「高い城の男」ローカス賞(1975)などの受賞歴がある。53歳の時に脳卒中で生涯を終えた後も、「ブレードランナー」(原題・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)、「トータル・リコール」(原題・追憶売ります)、「マイノリティ・リポート」(原題・少数報告)、「スキャナー・ダークリー」(原題・暗闇のスキャナー)など多数の作品が映画化される。1983年には、SF作品を対象としたフィリップ・K・ディック記念賞が創設される。

(「TSUTAYAフィリップ・K・ディック のプロフィール」より引用)

 映画・映像原作としてアメリカで大人気のSF小説家です。直接的な原作でなくても、「マトリックス」、「インセプション」、「PSYCHO-PASS」といった、後の人気作品に多大な影響を与えた作家です。

 

 PKDは長篇に人気作品が多いですが、デビュー当時は短篇が中心でした。映像化された短篇も多く、「アジャストメント」、「にせもの」、「トータル・リコール」、「マイノリティ・リポート」、「ペイチェック」、「ゴールデン・マン」、「変種第二号」が原作に当たります。

 哲学的な物語もあれば、政治や宗教に踏み込む内容、幻想的なおとぎ話もの、ワンアイデア・ストーリー、バカSFなど、それぞれの短篇は独自の内容を含んでいます。

 

 では、各短篇傑作選の紹介に移ります。

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赤コート購入記

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 寒空のもと、名古屋PARCOに赤コートを買い求めにゆきました。
 
 紆余曲折ありながらも、就職して働き続けたということで、ボーナスを貰ったので、学生時代からの目標だった「赤いコートを購入する」を達成しにゆきました。
「なぜ赤いコートなのか?」ということを話し始めると長くなります。まず、自分の持ち物の半分くらいは赤色です。靴、スマホケース、文庫カバー、……「赤色好きなんだ?」と訊いてくる人たちに対して、同じ説明を繰り返していますが、自分は別段に赤色が好きではありません。というより、色に好き嫌いという考えはありません。RGBとかCMYKとかL*a*b*といった数値と捉えています。数値に好き嫌いがあってもいいとは思いますが、自分にはありません。
 赤色を選ぶ理由は、赤色が注目を集めやすい色なので、戦略的といいますか、色による波及効果が大きいと思うからです。それと「赤色以外を選ばない」という決定をスムーズに行えるからです。