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AYUTANINATUYA

20代の工場作業員だってこんなことを考えている

太るためのプロテイン/2016年6月の短文集

・見方の補正

 普段はよく洋画SFを見ているのですが、その合間に恋愛映画を挟むようにし始めました。たぶん自分だけの傾向だと思うのですが、SFばかり見ているとどうしてもそのテーマとか設定とかガジェットに注目が過ぎてしまい、登場人物への移入があまり起きないのです。そもそもSFについて、見る側が体験したことのない世界観なわけですから、映画内ではどういう状況で、何が未来的で、この部分が問題で、という説明が必要であり、スクリーンのキャラクターはその解説場面を作り出すための道具の1つである、という極論もいえてしまうわけです。その点、ヒューマンドラマやラブストーリーは環境の影響をほとんど受けず、かなり高い自由度で各配役は動きますから、視聴者は自然と引き寄せられます。なのでそういう時間をたまに取ることで見方の補正をしています。でもやっぱり、ドラマが起こらないと、恋に落ちないと物語が展開しない、という大枠の圧力をちらりと感じてしまうのが難しいところです。

 

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・本棚の上の本棚

 本棚の上にミニ本棚を置きました。大学の研究室に居た頃は、そこのデスクに本棚を置くことで私物色を強めていました。しかし工場で働き始めて、さすがに自分のデスクに置くことができないので、使っていた本棚が余ってしまいました。なのでそれを本棚の上に置いて活用することにしました。埃が被りやすいので本当は避けたかったのですが、他にスペースがないので仕方ないです。このミニ本棚は、自分が最近読んだ書籍を一時的にプールする場所になっています。自分は本をなるべく乱読しようと考えているのですが、その乱読具合は、ミニ本棚を見ればすぐ分かる仕組みになっています。左から右にかけて新しく読んだ書籍に並んでいて、1冊前はミステリで、その前はエッセイで、自己啓発書で、というふうになっています。それとその本棚のサイズから、いつかは置いた書籍をまたどこかへ移動させたり処分したりする場面が来るのですが、そういった手に取る回数を増やすことで読書体験を思い出す機会を設けています。また最近読んだ本を他人の目に留まりやすい所に置くことで、ちょっとした会話のきっかけにしようとしています。もう少し考え直したい点としては、今の置き場は自室の本棚の上なので自分以外の誰かの目に触れられないところと、シリーズものの場合、その1冊だけがプールにあることに違和感を覚えるところです。

 

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・太るためのプロテイン

 毎日プロテインを摂っています。太るためです。自分は身長が180cm以上あるのですが、体重は65kgそこそこの細身で、工場勤務はとにかく体力を使うので痩せてゆきます。しかし体型を保つにも、毎日の食事で取れる栄養にも限度があります。そして実家暮らしで、祖母や母に準備してもらっている身で言えることではないのですが、夕食がヘルシーすぎるのです。なので多少のお金をかけても太るというか、スタミナを付けやすくするためにプロテインを摂り始めました。プロテインは筋力をつけるためだけではなく、太るためにも使えるとかなんとか。(「太るため」に特化したプロテインをぜひ販売してほしい。)でも、そのスティックは1本が約100円であり、可処分所得の数%がプロテインに消えてゆくと考えるとマッチポンプのようで少し切ない気分になってしまいます。身についた体力で残業したり、賞与や資格補助を狙ったりしようかと思います。

 

・アルジャーノンに資格と花束を

 工業系の資格の勉強をしています。会社から取れと言われたからです。自分は勉強がそれほど苦手ではないですし、会社からは資格を取得すれば賞与も給与のベースアップもしてくれるので、正直いってありがたいです。しかし勉強に費やしている時間で周りの人は、遊んだり、誰かと関係を深めたり、家庭を育んだりしているのを想像すると何だかやり切れない気持ちになります。『アルジャーノンに花束を』の主人公みたいに、賢くても幸せになれるとは限らない、みたいな感覚です。でも、自分をはじめとする周りの人が安全・快適に仕事ができるよう、資格もほしい、と考えると、堂々巡りになってしまいます。