PS4ゲーム『ドラゴンクエストビルダーズ』を購入しまして、その感想をまとめてみます。
当ゲームの世界観は、
「DQビルダーズ」はシリーズ最初の作品にある「アレフガルド」という大陸が
冒険の舞台となっている。さらに、この世界は無数のブロックで構成されている。
本作の物語は、シリーズにはなかった全く新しい展開!
「ドラゴンクエスト」の名場面、闇の王「りゅうおう」からの問い、
「もし わしの みかたになれば 世界の半分を やろう」
に対して勇者が「はい」と答えてしまったというオドロキの内容になっている。
闇に覆われてしまったアレフガルドで繰り広げられる壮大な物語が幕をあける。
(公式サイトより引用)
簡単にいうと、『Minecraft』のブロッククラフトの世界で冒険するゲームです。
“マイクラ”との違いは、世界の復興というストーリーがあるところと、
冒険の中で住民が増えてゆくのですが、その依頼で特定の建物を作る必要があったり、
大規模な戦闘をしなければならなかったりするところです。
このゲームの地味にすごいところは、各種アイテムが時間経過で消滅しないところです。
至る所にアイテムが転がっていたらシステムの負担になるはずなのですが、
それがありません。ゲームマシンスペックかソフト構成が優秀なのだと思います。
それと、操作性がとても洗練されていて、アイテムを複数個まとめて作れたり、
使用すると周囲の土を手軽に変化させたりできるなど、
マイクラでいう便利系MODを導入しているような快適さがあります。
シナリオもしっかししていまして、冒険や建築の目的があってとても遊びやすいです。
キャラクターデザインも可愛くて、とても親しみが持てるのもポイントだと思います。
ちょっと残念なところといえば、まずカメラ視点が見にくいところです。
本作ではフィールド上などの開けたところでは三人称視点であり、
天井の低い部屋の中などでは一人称視点になります。
ですがその視点の切り替えがイマイチでして、広いところから狭いところに移動する際に、
自動切替やスティック操作での切替で一人称になるのですが、
やや広い空間に出るとすぐに三人称に戻ってしまい、操作しづらいところがあります。
あとは舞台の大陸が狭いのと、移動制限のあるところが惜しいです。
どうしてもドラクエのストーリーを進める上で、制作側としては特定の場所に
順番通りに行ってほしいようなので、こういう仕様にしたのだとは思いますが、
クラフトゲームの自由度がやや損なわれてしまっています。
それと、今作にはレベルの上昇がなく、モンスターを倒してもアイテムのみで経験値は
得られません。主人公の成長はイベントや宝箱から入手できる「いのちのきのみ」や、
クラフトで作る武器・防具での強化のみに依存します。
やっぱり、ドラクエシリーズはメタルスライムを倒してレベル上げをするところにも
面白みがあると思うのですが……そういう要素がないのは意外でした。
現在はストーリーモードからは離れて、フリービルドモードでオンライン上に投稿された
誰かの建物を眺めつつ、自分でどんな建物を作ろうか悩んでいるところです。