AYUTANINATUYA

脱サラ・アラサー大学院生。日記と、趣味のゲーム・書籍・漫画などのサブカルを発信してます。

研究活動記録(2018.3~11)

 

 個人的に日常が一段落しましたので、ここ半年くらいの活動をまとめてみます。
 以前に投稿したブログ記事やTwitterと重複する内容もありますのであしからず。
 改めて自己紹介すると、地方大学の博士課程に所属していて、自動車部品の研究をしています。

 

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 2018年3月22~23日には第121回触媒討論会(東京大学)に参加しました。
 自分の報告はなくて、他の参加者のポスターなり口頭なりの発表を聞いているだけだったので、とても気楽でいた印象があります。また人工知能研究者の松尾豊氏による特別講演も聞くことができました。松尾先生の著書を読んだこともあり興味を持っていた際の巡り合わせであり、役得でありました。

 

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 2018年6月19~21日にはJapan-Germany Joint Symposium on Advanced Catalytic Materials and Characterization(ドイツ・ミュンヘン工科大学)に参加しました。
 初の海外学会ということで、発表内容はもちろんのこと、研究環境の違いにも大きく驚かされた覚えがあります。特にラボツアーで見学させて貰った設備には雲泥の差を感じまして、日本に帰ってからどうやって競争していこうかと考えるきっかけになりました。改めて、シンポジウムならびにバンケットの運営に携わった先生・スタッフの方々本当にありがとうございました。

 

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 2018年9月26~28日には第122回触媒討論会(北海道教育大学)に参加しました。
 ドクターでの研究を初めて発表した機会であり、大勢の方に聞きに来てもらえて、これまで研究してきたことが報われた瞬間でありました。多数の意見もいただきましたので、しっかりとフィードバックしてよりよい内容につなげている最中です。また北海道の地を初めて踏みまして、綺麗な景色や美味しい食事も楽しめた旅行でもありました。

 

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 2018年10月17~18日には石油学会創立60周年記念東京大会(東京タワーホール船堀)に参加しました。
 ここでは先ほどの触媒討論会で披露した研究を口頭発表としてまとめ直したもので、その着地点に苦心した記憶があります。学会の本流とは少し離れた研究であるために、多くの方に聞いてもらえるか、理解してもらえるか、質問が貰えるか、ということを杞憂していましたが、実際には多くの反応をいただきまして、充実した結果になったかと思います。

 

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 2018年10月29~31日にはCAPoC11(11th Congress on Catalysis and Automotive Pollution Control、ベルギー・ブリュッセル自由大学)に参加しました。
 自動車触媒という、専門領域に特化した研究発表とともに、欧州における近年の環境規制事情を知ることができた貴重な機会でした。日本では自分の研究はマイナーなのかなと思う時もありましたが、こうして集まってみると同志がたくさん居ると実感できました。このような学会でビジョンを共有して、それぞれの国や地域に持ち帰って技術理念を豊かにしてゆく大切さが分りました。

 

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 2018年11月8~9日にはフロンティア研究院シンポジウム(名古屋工業大学)に参加しました。
 このシンポジウムは企画・運営としても関わりまして、中でも情報系とのコラボレーションが新鮮でありつつギャップもあり、どうやって共存してゆくかが心配でした。一方で、人工知能ビッグデータ活用について聞くことができた貴重な時間でした。また自分自身も材料系として発表者の方々と話していて、情報系の相手方と歩み寄る絶好の機会でした。博士課程についても、様々な年代と語ることができまして、一段とその魅力を認識できました。

 

 これからも様々な出張や発表機会がありますが、研究や博士課程を考えると、そろそろ論文を書いて、なおかつ審査会を開催する時期となっています。誰しも落ち着くタイミングはなかなか持てませんが、そんな中でも時々は活動履歴をまとめて発信することが、本人にとっても整理になります。また、狭い世界をオープンにして他者が入ってくる、そしてよりよい発展を生む機会になることが、なによりの価値だと考えています。
 かなり大まかな記録ではありますが、またしばらくの後によりよい報告ができるよう邁進してゆきます。