AYUTANINATUYA

脱サラ・アラサー大学院生。日記と、趣味のゲーム・書籍・漫画などのサブカルを発信してます。

Wizards Unite(ハリポタGO)の内容妄想

 

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 2017年11月9日にナイアンテックから、<ハリー・ポッター>シリーズを題材とした新しいゲーム「Harry Potter: Wizards Unite」(邦題未定)の開発を進めていることが発表されました。同社は「Pokémon GO」(以下「ポケモンGO」)の開発元であり、Wizards Unite(以下「ハリポタGO」)でもポケモンGOと同様にAR(拡張現実)とGPS(位置情報システム)を利用したゲーム内容であることが予想されます。
 ということで、まだまだ情報が乏しいながらも、勝手にハリポタGOの内容を妄想してみました。
 ちなみに原作<ハリー・ポッター>シリーズ(J. K. ローリング著)は全巻読破済み、『ファンタスティック・ビースト』を含めた映画もすべて観ています(『幻の動物とその生息地』については未読)。

 

 ハリポタGOの大まかな内容としては、以下のことを考えています。

  • ポケモンGOIngressのポータル情報をそのまま利用する
  • ポケモンをゲットするコレクション要素よりも、ジムバトル・レイドバトルのような1vs.1・Co-opプレイがメイン
  • 歩き回ることでMPやアイテムを集めたり呪文を学んだりして、強力な魔法生物に立ち向かう

 

ポケモンGOIngressのポータル情報をそのまま利用する

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 ナイアンテック社の最大の強みは、ポケモンGOやその前身であるIngressによって蓄積されたポータル情報(ポケストップ・ジム)です。これらをハリポタ仕様に変えるだけで面白そうですし、制作側としても比較的低コストでアプリが作れそうなので、ハリポタGOはポケモンGOと同じように外へ出かけて歩き回るゲームになると思います。
 ハリポタGOでは、ポケストップはMP(マジックポイント)を補充するスポットになると予想します。プレイヤーはまずポケスポットを巡ってMPを回復させ、おそらくポケスポットの周りに多くポップ(出現)する魔法生物と戦い、成長してゆくことになると思います。

 

ポケモンをゲットするコレクション要素よりも、ジムバトル・レイドバトルのような1vs.1・Co-opプレイがメイン

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 魔法生物を記録することはあるかもしれませんが、魔法生物を捕獲したり、それを戦いに参加させたりする要素はないと思います。むしろプレイヤーは「闇払い」のような1人の魔法使いとして魔法生物を駆除したり、「バジリスク」のような強力な魔法生物をCo-op(協力プレイ)で倒したりする内容になる気がします。
 ポケモンGOには赤・青・黄のチーム分けがありますし、<ハリー・ポッター>シリーズでも「グリフィンドール」のような組分けがあります。しかしハリポタGOでは同様のチーム分けはないと予想します。Co-opプレイにおいてチーム分けは協力を阻害する要素になるからです。また発表された情報からは学校・寮という狭い舞台ではなく、むしろ『ファンタスティック・ビースト』のような街・地域単位の世界観なので、「ホグワーツ」のルールは適用されないと思います。

 

歩き回ることでMPやアイテムを集めたり呪文を学んだりして、強力な魔法生物に立ち向かう

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(上記の内容と重複する内容がありますが)ポケスポットを訪れることでMPが回復し、ときには「火消しライター」のような魔法道具が手に入ると予想します。そしてそのポケスポットの周りには魔法生物が出現し、倒すことで経験値を得て、あるいは新しいアイテムや呪文を取得するための素材アイテムが集められるはずです。ジムにはより強力な魔法生物が配置されていて、倒すのに成功するとより大量の経験値が手に入ったり、レア度の高いアイテムが拾える可能性があったりするはずです。ポケモンGOでたまに高個体値ポケモンが湧くように、街中に唐突に「マルフォイ」や「ダンブルドア」が現れて、急いで彼らの元に駆け付けると新しい呪文やアイテムを貰えるのではないでしょうか。

 

 ハリポタGOはゲームとしては面白そうなのですが、いくつか心配事もあります。

  • 動作精度・バグ
  • 日本での流行度
  • ポケモンGOユーザーとの住み分け

 

動作精度・バグ

 ポケモンGOをやっている人なら常々悩んでいると思うのですが、ポケモンGOはアプリとして動作がとても重たく、急に落ちてしまいます。ゲームの電源が突然切れてしまうというのは本来あってはならないことなのですが、この問題がほとんど改善されません。またバグも多く、数値やグラフィックの表示がめちゃくちゃなことも頻繁に起こります。この問題を抱えているナイアンテックがハリポタGOを開発したところで、とても楽しく遊べるような代物にはならないと思います。ハリポタGOは魔法の世界であるため、画面にエフェクトを多重にかけて世界観を表現するのでしょうが、その負荷が心配です。また魔法生物との戦いがメインであるならば、魔法を駆使するアクション的な要素も必要になってくるので、その辺りが安定してプレイできるか疑問が残ります。

 

日本での流行度

ポケットモンスター>シリーズは任天堂株式会社ポケモン)による日本発のコンテンツであり、またポケモンGOはコレクションに重きを置いた日本人好みのゲーム内容です。一方で<ハリー・ポッター>シリーズは著者J. K.ローリングによるイギリス発、あるいはワーナー・ブラザーズ映画によるアメリカ発のコンテンツなので、ポケモンGOと比べてそこまで流行らないと思います。確かに日本にもハリポタファンは多いでしょうが、ヨーロッパのハリポタ世界観と日本の和風空間はARの面から相性が悪く、また(とっとりGOみたいな)リアルイベントも欧米での開催がメインとなることが予想され、そちらに熱狂度が持っていかれてしまうのではないでしょうか。

 

ポケモンGOユーザーとの住み分け

 ハリポタGOがリリースされてからもポケモンGOは続いてゆくと思いますが、同じナイアンテック社が制作し同じポータル情報を使うため、例えばある公園にポケモンGOユーザーとハリポタGOユーザーが集まることが予想されます。ポケモンGOだけでも警察が介入するほどの問題(お台場ラプラス事件等)が起きたのに、ハリポタGOも混ざると人の流れが複雑化し、収拾のつかない事態になる危険性があります。
 また同一空間にポケモンGOとハリポタGOの「異なる拡張現実」を体験している人が集まるわけですから、トラブルの発生は容易に想像できます。また仮にハリポタGOがリリースされた場合、一定数のポケモンGOユーザーがハリポタGOに流れることが予想されますが、そこでどちらのゲームが優れているかの争い、あるいは「ポケモンGO継続キャンペーン」のような、あまり気持ちのよくない行動が起こりそうな気がします。

 

 まず、ポケモンGOはこれからもっと面白くなると思いますし、ハリポタGOの開発に注力したせいでその可能性を疎かにしないでほしいです。そして、現時点ではまだ情報が少ないのでなんともいえない部分がほとんどですが、Wizards Unite(ハリポタGO)は楽しみではありますし、これからその動向を見守ってゆきたい思いです。