本を読むのはどこでもできるタイプですが、本の感想をまとめるのには、特定の場所とまとまった時間が必要な自分です。本は次々に読めますけど、頭の中に感想が書き出せずに溜まりがちなのがちょっと苦しいです。
- 作者: シェイクスピア,SHAKESPEARE,小津次郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1960/03/25
- メディア: 文庫
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シェイクスピア最高の喜劇と称される一冊。十二夜はまたの名を十二日節といい、この12日間は1日ずつが次の年の1ヶ月の天候を示すといわれています。ある短期間の状態や決定が通年を表すという構図は「企業とかの年次計画っぽいよな」と思いつきまして、『十二夜』は広い視点で読んでみました。物語の本筋は兄妹の人違いにまつわることなのでプランニングに関することはほとんどなさそうですが、最初の、兄妹が「遭難して別れた」というのが前年の反省と捉えることができます。そして登場人物がどんどん増えて絡んでゆくところが集客や新規事業の立ち上げ、偽の手紙によるサイドストーリーはキャンペーン期間ともみてとれます。となると、中盤の決闘のシーンや最後の大団円が決算期にあたるでしょうか。
02. なれる!SE13 徹底指南?新人研修(夏海公司)
「なれる!SE」シリーズの第13巻(2016年1月で14が最新巻)です。今回のテーマはタイトルにある通りに「新人研修」です。本著では研修担当の立場から描かれていますが、新人の立場である自分とっては、その担当の手を焼かせてばかりだったようで申し訳なく思いました。
03. ガソリン生活(伊坂幸太郎)
今回の語り部、車のデミオの周りでは、さまざまな謎が生まれては回収されてゆきます。個別記事を作成しました。
ソードアート・オンライン (4) フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/04/10
- メディア: 文庫
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04. ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス(川原礫)
大人気ネットゲーム・ファンタジー・ライトノベルの4冊目。ALO編の後半です。アニメを見ていたときは(自分が鈍感なのか)気がつかなかったのですが、直葉は和人が好きで、リーファはキリトが好きということになっています。“直葉はキリトが好き”ではありません。曲解すれば、二股を正当化しているようにも読み取れます。真面目に話を深めれば、「あなたを好きなわたしは誰か?」という、とても難しい方面に進むかもしれない内容です。
森博嗣の最新ミステリィ「Gシリーズ」の第一作です。“G”の由来は明かされていませんが、各タイトルにギリシャ文字(Greek)が入るのでそう呼ばれています。個別記事を作成しました。
06. 明日、機械がヒトになる ルポ最新科学(海猫沢めろん)
ここ5年くらいの最新テクノロジーについて、インタビュー形式で紹介しており、またそこから来る、人と機械の流れの変化に注目した内容になっています。個別記事を作成しました。
07. ちぐはぐな部品(星新一)
1000編を超える作品を書いた「ショートショートの神様」と呼ばれる星新一の新版短編集(20代以下は星新一を知らずに育つこともあり得るそうなので、一応の説明)。読み終えるといつも通りに感想が残らないのですが、1つひとつの短編は未だ色あせず、読み終えた直後に何かしらの行動を起こしたくなります。
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