AYUTANINATUYA

脱サラ・アラサー大学院生。日記と、趣味のゲーム・書籍・漫画などのサブカルを発信してます。

2016年8-9月の鑑賞映画リスト

 
 邦画と洋画を1:1の割合で見ようと、ある程度の予定は立てているものの、実際に見るタイミングになると気分で種類や順番を入れ替えてしまいます。
 

01. コードネーム U.N.C.L.E.(2015年)

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 英米合作のスパイ映画であり、テレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイク映画です。バディものとしての軽妙な会話が心地好いはずなのですが、そのジョークの外国文化色が強くてよく分からないのが残念でした。

 

02. 予告犯(2015年)

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ジャンプ改』に連載されていた同名漫画の実写映画版です。率直に、サスペンス・ミステリ映画としてテンポがよく、まとまっていて良かったです。個別記事を作成しました。

 

03. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)

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 アメコミヒーローものの集大成である『アベンジャーズ』の続編映画です。じつは自分は『アベンジャーズ』を含めて他のアメコミ映画をほとんど見たことがなくて(例外的に『ダークナイト』は見ましたが)、映画冒頭の、最初から何の説明もないままメンバーが集結して戦闘しているシーンを受け入れるのは苦労しましたが、見終わってみると2~3人のヒーローにはすごく興味が湧いて、個々の作品を手に取ってみようかなと思えるくらい吸収性の高い内容でした。ただ、「なぜ戦うのか?」的な問いに「仕事だから」と答えるのはヒーローとしての立場を鑑みると少し悲しくもなりました。
 

04. ブラックハット(2015年)

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 マイケル・マン監督による、サイバー犯罪を追うサスペンス・アクション映画です。極限のストレスフル・サスペンスな環境下で、通常はなかなか描けない人の感情の揺れ、それを表現してほしいと願いながら見ていたのですが、ふつうのヒューマンドラマでした。あとサイバーものなのでコンピュータ関係の知識に疎いと話が追いにくいです。武装集団と対峙するときもハンドガンで応戦して、しかもそれなりに戦えているという“主人公補正”が強すぎるのも興醒めでした。
 

05. バンクーバーの朝日(2014年)

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 戦前のカナダ・バンクーバーに実在した日系人野球チーム「バンクーバー朝日」を描いた作品です。ノンフィクションものをうまくパッケージしている内容なので、今後10年くらいじわじわと感動を伝えてゆく作品だと思います。あとバンクーバーにできる和洋折衷の日系人街が映像的に興味をそそられます。「これは何のお店なんだろう?」という、一見ではよく分からない感じが印象に残りました。やや行間が大きすぎるのが気がかりです。
 

06. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015年)

07. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ワールド(2015年)

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 一大ブームを巻き起こした、巨人に挑む人類の戦いを描いた人気漫画の実写特撮映画版。寒いギャグとジャパン・ホラーな脚色で、原作やアニメとは別物な感覚になっていました。それと自分が特撮に慣れていないせいかもしれませんが、どこかチープな雰囲気が拭えず、総評として残念な映画でした。顔面も端々も薄汚れていて、主人公たちはボロボロになりながら壁を目指し任務を達成しようとする姿が、皮肉にも映画を見ている自分自身に重なってしまいました。
 

08. アントマン(2015年)

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「マーベル・コミック」によるミクロサイズヒーロー映画です。正直いって微妙だと思います。トイサイズとヒーローはちょっと組み合わせが悪い気がします。「アベンジャーズ」にもつながっていくようですが、相手もミクロサイズを考慮した構図を取るとなると、世界観の共有はかなり難しいと思います。それと吹替について、ヒロインである博士の娘のホープ(C.V.内田有紀)の声が魅力的だけども若すぎます。一方で、情報収集員のルイス(C.V.小杉竜一ブラックマヨネーズ))は喋りの雰囲気が合致していてよかったです。
 

09. 残穢 -住んではいけない部屋-(2016年)

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 小野不由美によるホラー小説(第26回山本周五郎賞受賞作品)の映画版です。ストーリーの進み方が現在から過去へ遡ってゆくパターンです。なので「じつはこうでした。じつはこうでした。じつはこうでした」の連続であり、面白いかどうか、ホラーを感じられるかどうか以前に、話を整理して追うのに疲れる内容でした。
 

10. ロシアン・スナイパー(2015年)

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 実在した女性狙撃手の活躍を描いた戦争映画です。狙撃手の学生時代・訓練生時代・戦中時代・戦後時代がごちゃ混ぜになって描かれるので、単純に物語が分かりにくいです。主人公のリュドミラは持つ才能ゆえに様々な重荷まで背負わされ、終わり際には女子大生時代の知的な雰囲気もどこかへ引っ込み、愛する人も失ってボロボロになります。そんな姿がとても悲しくはあるものの、感動的な映画でした。
 

11. 神様のパズル(2008年)

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 機本伸司によるSF小説の映画版です。ヒロインである谷村美月のスウェット姿と、主人公である市原隼人のたどたどしい宇宙論で掴みがかなり良かったです。ベートーヴェンの『運命』や、シャンパンの泡、サボテンの株で宇宙の創造過程を例え、さらには「宇宙の造り方」というテーマに進んでいくシーンも面白いですね。製作予算が少ないせいのか、やや映像に粗さが散見されるのと、後半のストーリー展開が複雑なのが残念です。
 

12. オデッセイ(2015年)

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 監督:リドリー・スコット、主役:マット・デイモンによる王道スペースサイエンスです。個別記事を作成しました。

 

13. her/世界でひとつの彼女(2013年)

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 コンピュータのOSに恋する男を描いた恋愛SFです。予想していたよりも純愛映画として洗練されているのと、OSのサマンサが一貫してカメラの前に姿を現さないのが印象に残りました。主人公も音声入力を活用して仕事を進め、サマンサとの会話もほとんどモノローグに近い映像が連続していたのですが、最後まで惹きつけられました。それとOSの日本語吹替は、『エヴァ』の綾波レイを担当した林原めぐみが充てています。魅力的だけど信じ切ってはいけない、という脳内アラームが鑑賞中に鳴りっぱなしでした。
 

14. 思い出のマーニー(2014年)

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 スタジオジブリによる2人の繊細な少女の物語です。個別記事を作成しました。

 

15. 君の名は。(2016年)

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「ポスト宮崎駿」を争う新海誠の最新作映画です。個別記事を作成しました。