社員旅行で城崎に行ってきました。
個人的に「城崎」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、志賀直哉の『城の崎にて』です。あの小説と随筆の中間くらいの内容は、旅する物書きにとって夢のシチュエーションだと思います。
夢でした。
愛知県からバスで4時間以上(休憩・昼食時間も含めると6時間以上)もの道のりを経て、ビールもたくさん飲んで、観光グループで行動する中でふらっと創作に耽る余裕なんてなかったです。とはいえ一番の原因は、自分に旅行記を書く能力がなかったからなのですが。
しかしながら、これといったトラブルもなく全行程を消化できましたし、バスの中でたっぷり読書と睡眠ができましたので、言葉に表せないよさはあったと思います、多分。