AYUTANINATUYA

20代の工場作業員だってこんなことを考えている

MGSⅤ:TPP・所感想

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PS4ゲーム『METAL GEAR SOLID Ⅴ: THE PHANTOM PAIN』(MGSⅤ:TPP)

を購入しまして、その感想をまとめてみます。

 

そもそも数あるゲームの中でなぜ『MGSⅤ』を選んだのかといいますと、

WiiUゲーム『スプラトゥーン』の影響でFPSTPSゲームに興味を持ちまして、

「もう1作くらいFPS系のゲームをやってみたい」という気分になりました。

その頃のFPS界では『Call of Duty: Black Ops Ⅲ』が発売されて流行っていたのですが、

単純な撃ち合いよりもプレイヤー同士の連携に重きを置いたゲームをしたかったところ、

MGSⅤに付属するオンラインマルチモードである『METAL GEAR ONLINE 3』に

「プリセット無線」という、定型文登録式のコミュニケーションツールがありまして、

「通話しながら戦う」というところに面白みを持ったので購入しました。

 

steam版で購入しようか迷ったのですが、今使っているグラフィックボードの性能が

イマイチであり、こちらの買い換えも必要だったのが面倒だったのと、

単純に「ゲームはゲーム機でやるもの」という感覚から抜け出せなかったからです。

 

ということで、メタルギアのストーリーが目当てというより、

メタルギアのオンライン対戦を主とした目的で購入しました。

(このためにPS4本体ごと購入しました)

でも正直なところ、『MGO3』でそれこそ何ヶ月も遊んでいられるボリュームは無いです。

(MGO3については後日また書きます)

 

 

MGSⅤ:TPPの内容について、

血に穢れる。復讐の果てに――

9年ぶりに覚醒したスネークは、失われた仲間たちへ報復を誓う。

そのとき、男は世界を敵に回した。

“不可能”をプレイヤー自らが“可能”に変える≪極限の潜入アクション≫

■「作戦を立て、任務を遂行する」×「敵に見つからないように潜入する」

与えられているのは“状況”と“目的”のみ。

敵、地形、時間帯、天候、武器、アイテム、乗り物、相棒……

あらゆる要素を味方に、任務を完遂せよ。

PlayStation Storeより引用)

ストーリーの位置付け(時系列)としては『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER

MGSPW)から初代メタルギアの間のものらしいです、

というのも個人的に、メタルギアシリーズについては初めてのプレイであり、

MGSⅤの内容がよく分からない部分もあったのですが、率直な感想を述べますと、

まず舞台の1つがアフガニスタンであり、そこの集落の廃墟、

爆発か何かで欠損して鉄骨がむき出しな建物の周りでゲリラ戦をするというのは、

昨今のイラン・シリアでの内戦に自分自身が参加しているかのような臨場感があり、

面白かったです。

もちろん、プレイし始めたばかりの頃はいわゆる「脳筋プレイ」で、

敵陣に突撃しては多方面から撃たれてやられていたのですが、

徐々に慣れて、地道に1人ずつ無力化して敵施設に侵入してゆく緊張感というのは、

緻密なグラフィックも相まってかなり良かったです。

 

それと今作では「言語」というのがキーワードになっています。

このテーマを扱った作品の1つに伊藤計劃の『虐殺器官』という小説があるのですが、

MGSⅤはその小説の世界に入り、自らがストーリーを進ませている感覚がありました。

(やや話が外れるかもしれませんが、)

虐殺器官』の欠点として「言語」という<大きなもの>が私たちという<小さなもの>

に対して具体的にどう作用するのか、というところ描写が不十分なのですが、

MGSⅤは「核」という橋で話の流れをうまく繋ごうとしていたと思います。

(でもやっぱり言語・核・平和の繋がりは不格好であり、また作中でも失敗しています)

 

それとMGSⅤではマザーベース(本部)に伝染病が蔓延し、

感染者を殺害しなければならない場面があるのですが、

発症者の動きがゾンビのようでホラーゲームをプレイしているようであり、

同胞を手にかけなければならない苦痛や背徳感があり、でも嗜虐的な爽快感がありました。

とても複雑な状況を作り出して味わうことのできる特殊なシーンでした。

 

一方で、やや残念と思える部分もありまして、

序章・第一章と比べて第二章はやや盛り上がりに欠けるところがありました。

あとは単純に説明不足といいますか、「想像や解釈におまかせ」なところも多いです。

 

MGSⅤ:TPPの批評には「未完成品」「打ち切りのゲーム」といったものがありますが、

個人的にはヴェノム・スネークというキャラクターのストーリーはしっかり読めました。

結局のところ、本物のBIGBOSSの影武者であるヴェノムが再起して戦い、

後の物語(MGS1)に進んでいく流れの中でクワイエットというキャラクターに出会い、

2人の中で愛情に似た何かが芽生えることで報復の連鎖が途絶える、

というストーリー(の見方?)は、それなりに深くてよくできていると思います。

 

 

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(全ミッションとSIDE OPSをクリアしました。難しかったです。)

 

総じて、単純なステルスアクションだと思っていたら、

その背景には軍事・政治・経済・文化構造がものすごく複雑に練り込まれていて、

頭がついていかないくらいに重厚なゲームでした。

軍事・戦争ものが好きな人にオススメです。

また伊藤計劃円城塔神林長平などの小説が好きな人にもオススメです。

 

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虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

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