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AYUTANINATUYA

20代の工場作業員だってこんなことを考えている

ドキュメンタリー『eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い』感想

Movie Game

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 ドキュメンタリー番組『eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い』(2015)を見終えまして、感想を綴ります。
 
『eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い』あらすじ
 爆発的な人気を集め世界的な現象となっているeスポーツ。その頂点ともいえるエクストリームマスターズ大会に挑む代表チームを追うドキュメンタリー。
Netflix紹介文より引用)

 

eスポーツとは何か?

 他人がゲームするシーンを見続ける。そんなことをスポーツとして捉え、会場をセッティングして、興行として盛り上げる。これが「eスポーツ」なわけですが、その世界をフィルムに収めています。eスポーツの意味が分からなくても、紹介しているゲーム(League of Legendsなど)を知らなくても、番組内でしっかり説明すると同時に、それが持っている魅力と熱量を伝えてくれます。

 そしてポイントとして考えたいのが、そのドキュメンタリーの中心人物が、ゲーム大会を運営するプロデューサーという点です。確かにプロゲーマーと呼ばれる、大会の賞金やスポンサーとの契約で収入を得て生活している人も登場しますが、あくまでも制作側の視点からeスポーツの世界が描かれます。そこには資金繰りの難しさがあり、ネットワーク切断のアクシデントがあり、後々のキャリアへの不安があり、そして莫大な賞金という夢があります。

2016年11-12月の読書リスト

Book

 リアル書店にあまり足を運ばなくなったので、だんだんと積読が少なくなってきました。良いことなのか、悪いことなのか、状況を決めるのは早計な気がします。 

 

01. プラチナエンド・第4巻(大場つぐみ 小畑健

プラチナエンド 4 (ジャンプコミックス)
 
DEATH NOTE』・『バクマン。』コンビによる新作漫画であり、13人の神候補によるサイバイバル・サスペンスの第4巻。本巻ではサバイバル面での目立った展開はなく、争うことによる内心的な描写を中心にして進みます。一見するとつまらないのですが、より登場人物の魅力が深まり、今後の内容が期待できるともいえます。

Reference・2016

Diary
書いた話、書いている話、書くだろう話は、少なからず以下のものに影響を受けました。
ニュース、ドラマ、アニメ、ラジオ、音楽、漫画、雑誌、新聞、書籍、および人。
それら全てをカウントすると面倒なので、書籍、映画に絞ります。
2016年に読んだ書籍、観た映画です。

面倒な理論をすっ飛ばせる/アニメ『僕だけがいない街』感想

Movie

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 2016年1月から放送されていたアニメ『僕だけがいない街』全12話を観終えたので、遅れながら感想を綴ろうかと思います。

 

 まず当アニメのあらすじについて。

 漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。

――リバイバル(再上映)

 何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻る現象。それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。

 しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。

 自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?

 そして、悟の未来は――?

(『僕だけがいない街』・あらすじより引用)

 本作品は三部けいによる漫画を元にした、タイムスリップミステリーです。リバイバル(再上映)という時間逆行ができる主人公・藤沼悟は、ふとしたことから18年前の誘拐事件を思い出します。そして帰宅すると母親が殺されており、逃げ出して気づいたら、昭和63年の北海道に戻ってしまいました。そこで誘拐事件の解決が18年後の殺人防止につながると考え、解決に奔走する、というストーリーです。

 

 ネタバレは極力避ける方向で話を進めます。

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フィリップ・K・ディックのおすすめ短編

Book

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 大森望の編纂によるフィリップ・K・ディック短篇傑作選(全6弾)を読み終えたので、その紹介とおすすめ短篇を綴ります。

 

Philip Kindred Dick

 SF小説家。「高い城の男」ヒューゴー賞(1962)、「流れよ我が涙、と警官は言った」ジョン・W・キャンベル記念賞(1975)、「高い城の男」ローカス賞(1975)などの受賞歴がある。53歳の時に脳卒中で生涯を終えた後も、「ブレードランナー」(原題・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)、「トータル・リコール」(原題・追憶売ります)、「マイノリティ・リポート」(原題・少数報告)、「スキャナー・ダークリー」(原題・暗闇のスキャナー)など多数の作品が映画化される。1983年には、SF作品を対象としたフィリップ・K・ディック記念賞が創設される。

(「TSUTAYAフィリップ・K・ディック のプロフィール」より引用)

 映画・映像原作としてアメリカで大人気のSF小説家です。直接的な原作でなくても、「マトリックス」、「インセプション」、「PSYCHO-PASS」といった、後の人気作品に多大な影響を与えた作家です。

 

 PKDは長篇に人気作品が多いですが、デビュー当時は短篇が中心でした。映像化された短篇も多く、「アジャストメント」、「にせもの」、「トータル・リコール」、「マイノリティ・リポート」、「ペイチェック」、「ゴールデン・マン」、「変種第二号」が原作に当たります。

 哲学的な物語もあれば、政治や宗教に踏み込む内容、幻想的なおとぎ話もの、ワンアイデア・ストーリー、バカSFなど、それぞれの短篇は独自の内容を含んでいます。

 

 では、各短篇傑作選の紹介に移ります。

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