赤コート購入記
小説『掟上今日子の旅行記』感想
掟上今日子の旅行記・あらすじ
「エッフェル塔をいただきに参上致します。―怪盗淑女」不穏な犯行予告を阻止するため、パリに招かれた忘却探偵の掟上今日子。しかし怪盗の真のたくらみは、今日子さん自身にエッフェル塔を盗みださせることで…!? 奪われた記憶と華麗なる罠。助手役を担う隠館厄介は、怪盗の魔手から今日子さんを救えるか?名探偵vs.怪盗のタイムリミット・ミステリー!(「BOOK」データベースより引用)
FLIX落ち
お知らせ:ブログ更新を再開します/2016年12月
2016年10月の読書リスト
01. 暗号解読(サイモン・シン 青木薫)
- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
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- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
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暗号の歴史と、それにまつわる人間ドラマと、将来の展望を詰め込んだ科学ノンフィクション。個別記事を作成しました。
ドラマ『時をかける少女(2016年)』感想
時をかける少女(2016年版)
ある日の放課後。理科実験室でラベンダーの香りを嗅いでから、少女は「時を自在に超える能力」を身につけた。そこから起こる不思議な出来事……繰り返す毎日……そして、未来からやって来た少年に抱く、初めての「恋心」。きっと、今年は忘れたくない「夏」になる。幾度となく実写映画化・アニメ化・舞台化されてきた名作『時をかける少女』。この作品は何十年たっても色あせることのない青春小説の金字塔。そして……発表されてから50年というタイミングで連続ドラマ化が決定!今まで描かれてこなかった未来人ケン・ソゴル。彼の感じた切なさや思いを描くことによって『時をかける少女』という物語が今、新しい魅力を持って生まれ変わる。「時をかける」少女と少年、そして「淡い恋」と、「暑すぎる夏」……。この夏、誰もがあの日経験した、青春のもどかしさと切なさが蘇る。(時をかける少女・イントロダクションより)
- 1972年 ドラマ(主演:島田涼子)
- 1983年 映画(主演:原田知世)
- 1985年 ドラマ(主演:夏野陽子)
- 1994年 ドラマ(主演:内田有紀)
- 1997年 映画(主演:中本奈奈)
- 2002年 ドラマ(主演:安倍なつみ)
- 2006年 映画(アニメ監督:細田守)
- 2010年 映画(主演:仲里依紗)
- 2016年 ドラマ(主演:黒島結菜)
管制塔/2016年11月の短文集
オンライン・フィルム・ストリーミング
- オンラインレンタル会社と契約するのが面倒くさい
- torne(録画機器)があり、地上波放送番組は録画して視聴できる
- 作品の配信が早い
- コアな海外ドラマは見ない
小説『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』ポピュラー・ハイライト
キズナシステムとめんま/アニメ『キズナイーバー』感想
2016年4月から放送されていたアニメ『キズナイーバー』全12話を見終えたので、遅れながら感想を綴ります。
キズナイーバー
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』など数多くの青春劇を手がけた岡田麿里が脚本を手掛け、キャラクター原案に漫画家・三輪士郎を、そして『キルラキル』『神撃のバハムート GENESIS』などで絵コンテ・演出を手掛けた若手実力派・小林寛を初監督に迎えて動き出した新プロジェクト。
キズでつながるキズナの物語―。少年少女たちの「痛み」を分け合う青春群像劇がいま、始まる!!
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。
園崎は言う「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。
互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!
(TVアニメ「キズナイーバー」公式サイト・STORY・#INTRODUCTIONより引用)
突如として痛みを共有することになってしまった高校生男女による物語です。ストーリー要素を列挙するなら、オリジナル脚本、青春、SF、哲学系、といったところでしょうか。
何よりもこのアニメ、掴みが素晴らしいです。登場するキャラクターの性格もよく分からないままに彼らは「キズナイーバー」にされて、いきなりの脱出ゲームが始まります。それだけ強引な展開なのに、魅力的なキャラクターデザイン、秘密が隠されていそうな街の雰囲気、象徴的な痛覚描写が、今後の想像を膨らませます。
もちろん序盤だけでなく、話数が進む度にキズナの謎が少しずつ明らかになり、各キャラの内面が明らかになり、そしてより掘り下げた問題や事件が起こってゆきます。それだけ設定が作り込まれた王道的SFストーリーであり、なおかつ“共感”しやすいのが本作の特徴です。
続きを読む祖父の葬式
小説『世界から猫が消えたなら』感想
世界から猫が消えたなら・あらすじ
郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計…僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。二〇一三年本屋大賞ノミネートの感動作が、待望の文庫化!(「BOOK」データベースより引用)
2016年には主演・佐藤健により映画化もされた、すこしファンタジックなヒューマン・ストーリーです。
2016年8-9月の鑑賞映画リスト
01. コードネーム U.N.C.L.E.(2015年)
お知らせ:ブログタイトル変更を変更しました/2016年11月
ノンフィクション『暗号解読』感想
サイモン・シン、青木薫によるノンフィクション『暗号解読』を読み終えまして、感想を綴ります。
暗号解読
文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話…。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ。
(「BOOK」データベースより引用)
2010年代の暗号に関する話題といえば、本作下巻に紹介されている「量子暗号」だったり、またはコミュニケーションアプリ「LINE」で芸能人のやり取りが流出したり、暗号解読者の人生を描き、数々の映画賞を受賞した『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』だったりします。暗号はその特性上、表舞台に出ることを嫌う傾向があるかもしれませんが、現代においてその重要性は、一般の人々にとっても無視できない存在になってきているのかもしれません。
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